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カッパの末路


この間私、カッパ見たんですよ。 

その時、同級生の由佳と一緒に車に乗ってて、「ねえ、カッパがいるんだけど……。」って話しかけました。

 
由佳ってすごいいい子なんですよ。

私と違って、悪口とか言わないし口も悪くないし。

そしたら、その由佳が、運転してた手を止めて、
「カッパだ……。」って言ったんです。

 

赤信号だったことも相まって、ジッッと見るんですね、由佳がカッパを。

由佳「え、ほんとにカッパだ……。あの口とか、絶対カッパ。」って続けました。

私もう怖くて窓の外見れないのに、由佳ずっと窓の外見てるんですよ。

「これ目が合ったらヤバイよね」
って。カッパをメデューサかなんかだと思ってるんですかね。

いやだから私窓の外見てないんだけどね。って。

それから今日、同じ道を通ったので、同乗してた親友の静香にその話をしたんですよ。

私「ねえ、私この間この道でカッパ見たっちゃん。」

静香「は?もう今の一言で今までのるいの言葉全部嘘になった。今までの時間返して」

私「いや!ほんとに!まじでカッパだったんだって!帰ってから絵描いて写メ送るけん!信じて!」

静香「もうないわ、もしあったとしたらそんなんあった瞬間報告すべきことやん。」

カッパのせいで、15年来の関係にヒビが入りそうになったんですね。慌てて家に帰って、私送りました。

 
写メ撮って送って満足して、テーブルの上にほったらかしにしてたら、今年90歳になるおばあちゃんが、この絵を持って

「ほら、多部ちゃん、かわいいねえ。ママは絵が上手やねえ。かわいいねえ。」

って。

5回くらい繰り返し繰り返し言うんですよ。



死ぬかと思いました。

多部ちゃんは、笑いませんでした。

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